4月 焼肉パーティーをしました。
「何か食べたいものはありますか。」スタッフの問いかけに、「肉が食べたい。」とおっしゃったのは、ホーム一番のご長寿百歳(男性)の方です。ホーム会議で、その事が議題に上がりました。肉といえば、やっぱり焼き肉。すぐに日にちを決め、昼食メニューの変更をしました。やわらかめのジンギスカン(北海道はやっぱりこれ!)にたくさんの野菜と焼きそばも用意しました。さあ準備はOK。
当日、「今日は焼き肉ですよ。」の声掛けに入居者様もうれしそうです。全員でホットプレート2台を囲み焼き肉パーティーの始まりです。女性の方は自然に手を伸ばし焼いてくださいます。男性の方にも焼きそばのお手伝いをお願いすると快く引き受けて下さいました。目の前で焼くジンギスカンの臭いと、楽しい雰囲気で食欲はモリモリ。
「おいしいね。」「もう少し食べようかな。」と箸もすすみ、次々とお腹の中に収まりました。焼きそばも、「屋台のお祭りみたい。おいしい。」との声にお手伝いをしてくださった男性入居様も、うれしそうで少し誇らしげに見えます。普段は食欲が無いと言われる方もこの日はたくさん食べられました。一方、百歳のご長寿様は、モグモグと満足気に召し上がっていました。『食欲』それは長生きの秘訣なんだと改めて感じます。百歳のこの方は、毎日3食をゆっくりと良く噛んで召し上がります。残す事は絶対にないのです。私たちも食事の大切さを教えられました。
介護職員 菊地 真理