付属サービス付き高齢者住宅「美しが丘」が5周年を迎えました
12月1日に当院付属サービス付き高齢者住宅「美しが丘」が5周年を迎えます。ここは文字通り、終の住処として医療、看護、介護の不安なく最後まで住まえる住宅を目的に開業した家です。
去る11月24日に5周年記念行事を行いました。義兄の主催する邦楽カルテット「むじーな」さんが東京から駆けつけてくださり、素晴らしいお箏と3本の尺八で演奏をしてくれました。
アンコールの「川の流れのように」を聞いていた時にこの5年を振り返ってしまいました。いろんなことがありました。義父の他界、26年前に救命した稚内の患者さんが最後にここを頼って入居され、看取らせてくれたこと。多くの入居者さんの人生から学び、旅立って行く姿に寄り添った思い出などが次々と浮かび上がってきました。
いかん、これじゃ、最後の挨拶で泣いてしまう、と思考を止めようとしましたが、無駄でした。
演奏後、お祝いの挨拶をしなくてはならないのに、現在の入居者さんの前に向き合ったときにこれまでの入居者さん全てのお顔も同時に見えてしまい、涙をこぼしてしまいました。お祝いの席なのに申し訳なかったです。本当に多くの出会いと学び、寂しさがありました。みなさんのお姿を見て、私もそうだし、若い介護職員たちみんなが人として多くを学ばさせていただいてきたと思います。
これからもしっかり、そばで支え続けていきたいと思いを新たにしております。ご厚情に感謝申し上げます。