当院のコロナワクチン接種受託事業について(75歳以上対象)
当院の新型コロナワクチン接種計画について
当院では、まずは当院をかかりつけ医とされ、定期処方で通院されている患者さんを対象に5月24日よりファイザーのワクチン「コミナティ」の接種を開始いたします。
定期処方で通院されている方は、当院で計画した接種日をご連絡しますので、お待ちください。電話予約される必要はありません。ワクチンは全く日持ちしませんので、決められた予定日時に必ずいらしてください。
定期通院のない方は恐れ入りますが、*のついている広く受け入れ可能な医療機関にお尋ねください。
75歳以上のワクチンは十分に確保されていることを札幌市に確認済みです。慌てる必要はありません。これまで通り、感染予防を続けてお待ちください。
当院の75歳以上の定期処方対象者は6月中に一回目を終える見込みです。
以下は当院の現状に即したワクチン接種計画についての説明をいたします。なぜ、全数接種を請け負えないかについてご興味がありましたらお読みください。
私たちは外来診療、検査に加え、連日、コロナ患者さんを含む風邪症状、発熱者に対して対応をし続けています。PCR検査も行い続けて来ました。日常診療にコロナを持ち込ませず、発熱外来を続けていくということは現場に相当な負荷がかかっています。その中でワクチン接種業務を二次感染者を出すことなく、安全に行うということは至難の仕事です。
というのは、ワクチン接種を望まれる方はバンバン精力的に打てば良いとおもわれるかもしれません。しかし、ワクチンをうちに来られる、一見健常な方々のなかにコロナ保菌者が紛れ込んでくることは十分にありうることです。つまり、接種会場でコロナの二次感染が起きる危険性があるのです。ワクチンを接種した後は数分の観察が必要です。次々と接種者を集めてしまうと、すぐに密な集団になりかねません。私たちは自分とみなさんを二次感染から守りながら接種業務を行う必要があります。したがって、当医院では接種に来られる人々の数を制限しつつ、副反応を観察しながら接種する様式で行います。
また、この度のワクチンは溶解してから6時間以内に使用しなくてはなりません。加えてアレルギー反応については慎重に経過を見る必要があります。
これらの煩雑な理由から日頃の投薬歴のない方にまで広く接種を行う余力が今の当院にはありません。日頃投薬している背景のわかっている患者さんを対象に精力的に接種を行っていくのは以上のような理由です。恐れ入りますが、定期投薬のない方は、広くワクチン接種を請け負われている*の医療機関へご依頼ください。
当院は引き続き、コロナを含む発熱外来および急性期、慢性期通常診療をしっかり行うことが最優先事項です。ワクチン接種はその合間で安全に可能な範囲で行います。ご理解とご協力を何卒お願いいたします。
なお、当院の接種対象範囲については診療余力に応じて変更いたします。随時HPでご案内をいたします。